そもそも
なぜ一般的に妻の年金は、夫に比べて少ないのかというと
年金は、会社勤めの経験があった人には、
勤務期間に応じて厚生年金保険と国民年金から
それぞれ受給(一定の要件は必要)できるしくみになっています
すなわち、サラリーマン期間が長い人はそれなりの金額をもらえます。
その反面、会社勤務の経験がなかったり、
あるいは勤務期間が短かったりした場合などは、
多くの金額は望めません。
特に、会社勤めの経験がない専業主婦に限って言えば
受給できる金額は、満額でも月々約6万6,000円の老齢基礎年金(国民年金)しか
もらえないことになっているのです。
たしかに、今の時代は女性が結婚後も外で働くことがあたりまえになっています。
しかし、これから熟年離婚をしようという
50代、60代の女性というのは
専業主婦ですごしていた方が多いのです。
たとえ、勤めにでていても、
パート社員として家計を補助するくらいの賃金
(扶養の範囲内)
という人々が多く存在する年齢層です。
こういった理由から、自然と受け取れる年金の金額は
夫に比べて少なくなっているのです。